2012年11月10日

じいさまケアホームへ。

うちの爺さんがとうとうケアホーム(日本で言う老人ホームのこと)に入りました。
結局、カーチャンが仕事に出てないとこれからの生活に困るということになって、1日中家にいて面倒が見られなくなる、それは困るぞというのが発端。
※普通に貯金とその金利と年金で問題なく生活しているんだが、仕事してるという証明がないとケータイの契約してくれなかったり家借りるのも難しくなってきているため。人口増えてきてるんで変なのも多いんだろうな。

で、この国でケアホームに入るため、もしくはSilver Chainという在宅ケアラーを頼むための手順。
というか、カーチャンがやったこと、聞いたことの覚え書き。

まずACAT(エーキャットと発音)を頼んで、どの程度のケアが必要なのかのアセスメントをする。
ACATのアセスメントには通常数週間、その間に何回か看護師団の訪問があって、話をしたり様子を見る。で、結果を出す。

で、うちの場合は、月曜日に1回目の予約を入れていたんだが、奇しくもその前の金曜日にじいさんが転んで骨折(ただし、このとき骨折したと誰も思ってなかった)。
土曜日曜と歩いていたけれどその月曜にやたら痛いと言い出して、ナースも「これじゃアセスできない、とりあえず病院に連れて行きなさい」という話になったので、救急車を呼ぶ。痛がって車に乗れる状態じゃなかったからさ。
で通訳要員としてわたしが付きっきり。
病院に着いて、どういう状態だったか説明して、この説明だとやっぱり骨折だと医者も思わなくて、検査終わってドクターが戻ってきたときに「・・・信じられないんだけど、骨折してたw」って感じだった。
足の付け根の骨が折れてたそうなんだが、うちのひいばあちゃんも同じような流れで入院してたな。
でもって足にボルト入れる手術しますよーってんでもう手術。手術時間は2時間程度。

じいさん呆けてます、ACAT頼んだばっかりです、と話してたのでドクターやそこのACAT担当の人に「飲み込むときに引っかけたりする?」とかの老人用の質問をされ。
やっぱり転んで脚の骨折って、そのままケアホーム直行って年寄りのケースは多いみたいだな。

数日間病院にいて、術後4日目にリハビリ開始なんだが、すでに自分の意思で歩いていたらしいw 補助機は使っていたものの。
通常は、かなり痛いもんで年寄りはリハビリする気もなくそのまま寝たきりになることが多いらしいがw よくわかんねーなうちのじいさん。

その後手術した病院ではなく、別の病院に移され数日。入院専用の病院っぽい。

ちなみにこっちのナースは、当り前だがきちんと労働法に沿っているので、1日の内でも担当が何人か変わる。日本みたいにブラック企業ってことは絶対にない。
人命に関わってるんだから疲労貯めたらいかんの当り前なんだけどな!
つうか労働法無視したらその瞬間に訴えられるけどな!
・・・だから、最初のうちはナースが来るたびに「飲んでる薬の種類」とかいちいち答えないといけないのがめんどい( ´Д`)
で、そのナースたちが毎回毎日ノートを取ってくれていて、ACATの資料になったんだ! カーチャンは見せてもらったらしいが、びっしりと書いてあったそうだ。

ここで面白いのは、その入院専用の病院からすぐにACATの結果ケアホームに移れたのだが、こちらが出さなきゃいけないすべての書類をまだ提出していないwww
年金証明書とか日本から取り寄せないといけないし(そのくせ日本の役所は「本人が来なきゃだめだ」だの「委任状にサインを〜」だとか、ケアが必要でそのためにいるってのに満足に歩けないボケ老人にどうしろってんだよアホちゃうか)、でも病人じゃないから病院には入れておけない、かといって家に帰せる状態でもない。

あのね、この辺は豪州素晴らしいよ。悪く言えばいい加減だが、よく言えばすごくフレキシブル。日本にはないな!
日本だと家族いるなら帰れって帰らせるよねたぶん。

あとフレキシブルといえば、病院って面会時間決まってるんだけど(朝は10〜12時くらいかな?)、じいさんや親父みたいに通訳が必要なケースは「言葉わからなくて困るからいつ来てもいいよ」と言われるw

というのが流れ。

特筆すべきは、病院に入院してたときに、ACATの結果が出る前に医者の見立てが出ていた。Level 4でHigh Careが必要と。
が、それだけではACATとして機能しないのです。
医者のサインもそうだけど、それに加えてナースが看てたときの行動やらなんやらの報告があってそれから精査して、正式に下りるらしい。
さらにそのレベルによって、入れるケアホームが分けられている。レベル1の人とレベル4の人はいっしょにしておけないってわけね。

日本でここまでやってるか?
多分レベル分けテストすらやってないよね? 聞いたことないし。

実際入れるところは、レベルプラス予算によるんだけれど。ただしPR持ちでもないし、リタイアメントVISAに拠るただのテンポラリなので値段はローカルの人より高めです。
だが聞くところに拠ると、今リタイアメントVISAで入ってくる人がいないので(条件がすげえ厳しいので)、このビザで長年住んでいると準PR扱いになるとか。

カーチャンから聞いた話だから細部が違うかもしれないし、豪州政府は移民法ばんばか変えてるから保証はしかねます。
もしかしたらどっかの部分は州独自の話かもわからんし。

ちなみにリタイアメントの日本人は歳取ると日本に帰る人ばっかりなので、上記パターンで日本人は初めてらしいでっせ。
ケアホームからも初めての日本人と言われ。担ぎ込まれた病院からも初ケースだと言われw(だから入院費などの試算に時間がかかった)。
posted by Martha姐 at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会学的な話。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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